自分の意思で決められることなんて、人生のうちで何%あるんだろう。
学校だって仕事だって、友達だって恋人だって
全部が全部縁なのだと思う。
算数が得意だからと理系の学校に進んで、理系の仕事に就く。
それだけでも、算数が得意だったのは自分の意思じゃないし
迷ってやめたもう一つの学校に行っていたら道筋は変わっていたし
めったに採用しない部署が採用活動していた珍しい年に就職したとか
無限の偶然。
その別名が、縁なのではないかと思う。
自分で決めた道を歩いてきた気でいたけど
この命の存在自体、縁以外の何者でもない。
意図しないことが起こって、何度か涙が出た。
けど、今まできた道が縁で結ばれてたように、これもくっついてきたのだと思う。
私は、どっか自分を受け入れることが苦手で
だけど、私という人間が私なりのやり方で暮らして起きたことを少しずつ受け入れていきたいし
その 私 自体が悪いわけじゃないと、きちんと思いたい。
前より頼りない自分になって気づいたのは、やっぱり周りの人の優しさで
縁に生かされている自分を感じます。
頼りなくなっても、変わらずそばにいて
涙が出るくらい優しい言葉をかけてくれる家族、恋人、友達。
どんなにありがたいか、表すやり方があればいいのに。
頼りない私は、人を頼っていかざるを得なくなっていて、だから余計ありがたい。
自分の心のあり方とか、周りの人の支えの大きさとかを、考えろと言われているよう。
ここから見えるものを見る。
やっぱり嫌だけど、今はきちんと見ていようと思います。